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SCREENホールディングス、細胞や微生物などの検査・評価機器開発のAFIテクノロジーと資本業務提携
半導体製造装置の大手のSCREENホールディングス【7735】は、細胞や微生物などの検査・評価機器を手掛けるベンチャー企業であるAFIテクノロジー(以下、AFI社)への出資を決定し、業務提携に関する契約を締結したと発表した。
今回SCREENホールディングスが出資したAFI社は、細胞・微生物の分離、精製、検出装置の事業化に取り組むベンチャー企業で、独自の電気計測・マイクロ流路技術を活用したラベルフリーの細胞分離や微生物の迅速検査を実現する、革新的な技術を保有。それらにより、食品、細胞、臨床診断の3分野における評価、制御システムなどを開発している。特に細胞分野においては、iPS細胞をはじめ再生医療などに使用する細胞分離装置を開発している企業として、関心を集めている。
SCREENホールディングスは、新規事業の一つとしてライフサイエンス事業を推進しており、細胞分野に向けてラベルフリーを特長とする高速3D細胞スキャナーの開発・製造・販売を、グローバルに展開している。AFI社とは、2016年にSCREENホールディングスの細胞スキャナーの画像解析アルゴリズムを同社の食品分野の微生物検査装置に提供するなど、以前から協業を進めてきた。そしてこのほど、AFI社が実施する細胞分野・臨床分野への進出ならびに食品分野向け装置の量産化に関する第三者割当増資を受け、同社に対し出資を決定するとともに、各種装置および消耗品をはじめとするデバイスの開発、製造、販売に関する業務提携契約を締結した。
SCREENホールディングスは今後、AFI社が行う装置量産化と細胞分野における国内外への販売などに協力し、SCREENホールディングスのライフサイエンス事業とのシナジー効果の創出を通じて、同事業の拡充を加速させる。そして、需要の拡大が見込まれる創薬研究・細胞品質管理をはじめ、ライフサイエンス分野のさまざまなニーズに応え、同分野の発展に貢献していく。