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中古PC販売のパシフィックネット、イヤホンガイドのケンネットを買収

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中古PC販売のパシフィックネット【3021】は、ガイド用無線レシーバー「イヤホンガイド」をはじめとした無線通信機の開発・製造、保守サービスのケンネットを子会社化すると発表した。

パシフィックネットは、モノからサービス、フローからストック中心の収益構造への転換を進めており、この構造転換と収益多様化をさらに加速するため、2017年6月1日設立のM&Aアドバイザリ子会社であるエムエーピーを通して、パシフィックネット自身のM&Aも進めてきていた。

今回の株式取得は、サービス付きレンタル拡大によるストック収益確保という戦略に沿って、エムエーピーとともに進めてきたもの。

ケンネットは、ガイド用無線レシーバー「イヤホンガイド」を中心としたレンタル・販売・保守サービス事業を行っている。
主にツアー旅行時における国内外の観光案内ガイドをはじめ、国際会議、自治体、美術館や博物館、多数の有名劇場でのガイドで利用されており、市場規模は小さいながらも、シェア90%以上を持つオンリーワン企業。前述のような非常に優良な顧客を有するとともに、ほぼ全ての販売・レンタルについて、保守サービスセットでの提供を行い、安定的な継続取引、ストック中心の収益構造となっている。

これまでケンネット単独の営業活動は限定的だったが、パシフィックネットとの協業により、多くの点で事業拡大と相乗効果が見込まれる。まず、市場においては、今後さらに、訪日客の拡大や東京オリンピック等によるニーズ拡大が見込まれる。また、パシフィックネットの全国規模での顧客基盤を活かしたクロスセルによる事業拡大、保守サービス等でパシフィックネットテクニカルセンターを利用することによるコスト削減効果、新たな商材・保守サービスの共同開発など、両社にとってメリットが大きいものと考え、今回の買収に至った。