リクルートHD、投資子会社通じインドの物流最適化プラットフォーム企業に出資

生活情報分野の販促メディア展開のリクルートホールディングス【6098】は、投資子会社である合同会社RSP India Fundを通じ、インドで物流最適化プラットフォーム「Locus」（ローカス）を展開する会社Mara Labs Inc.（マララボ）へ出資をすると発表した。

インドの物流市場は、経済発展やEコマースの拡大に伴い、成長を続けている。その一方で、インフラ整備は遅れており、物流効率の向上はインド社会の重要な課題の一つとなっている。

Mara Labs Inc.が展開する「Locus」は、自然言語処理と機械学習を活用して、顧客企業の物流の自動化・最適化をサポートする。これにより、顧客企業の物流コストの削減、オンタイムでの配送、エンドユーザーのサービス満足度の向上を実現する。

リクルートは今回の出資を通じ、Mara Labs Inc.とともに同サービスの拡大に取組んでいく予定。Mara Labs Inc.は、今回の資金調達により、事業を拡大し、より多くの顧客獲得を推進する計画である。

◆Mara Labs Inc.の概要
Mara Labs Inc.は、インド子会社のMara Studios Pvt. Ltd.（マラスタジオズ）を通じて、物流最適化プラットフォーム「Locus」を運営・提供している。自然言語処理と機械学習により、インドの物流課題の一つとなっている曖昧な住所表記に対し、位置情報を高精度で特定することを可能にし、また、クライアント個別に発生する多様な交通制約条件に応じてフレキシブルに対応できるアルゴリズムを構築し、最適な配送ルートを自動で設計・提供する。「Locus」は現在、インドの消費財、Eコマース、物流業界などの企業に導入されている。