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アスコット、中国平安グループ傘下の投資会社に対し90億円の第三者割当増資実施

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不動産業のアスコット【3264】は、香港で投資事業を行う森燁有限公司(Sun Ye Company Limited)に対して、第三者割当により普通株式を発行すると発表した。今回の第三者割当増資による資金調達額は約90億円となる。

アスコットグループは、国内において、分譲マンション等の企画・開発を中心とする不動産開発事業、中古不動産のバリューアップや収益不動産開発、不動産の売買仲介を中心とする不動産ソリューション事業を展開している。

アスコットの主な顧客である個人富裕層は、2015年時点で約212万人だが、その後5年で69%増加の約359万人になると予測されており、今後も拡大傾向が続くとみられる。さらに、現在の低金利・マイナス金利政策において、安定したストック収入を求める投資家の不動産投資に対するニーズは個人法人問わず引き続き高く、その状況は今後も継続するものと考えられる。
このような現状を背景に、アスコットグループは、現在有する企画開発力などの強みをより一層活かし、これまで以上に投資を活発化することでり優良な不動産をより多く供給していきたいと考え。

一方で、リーマンショックに象徴される世界的な金融危機後にバランスシートが毀損したことが、アスコットの新規投資への制約となった経験を踏まえ、今後万が一生じ得る不動産価値の急激な変動にも備えるべく、財務基盤もより強固なものにしたいと考えている。

今回の第三者割当増資は、以上のような状況を総合判断し、将来の事業拡大と企業の安定性を高めることを目的として実施されるものである。