チエル、教育用ソフト企画開発の東大英数理教室を買収

学校教育向けのICT活用を支援するチエル【3933】は、教育用ソフトウェア企画、開発及び販売を行う東大英数理教室の株式を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は10百万円。

現在、小学校・中学校市場においては、政策によって子供１人に対し１台の情報端末を提供するためのタブレット整備が推進され、またデジタル教科書等の教材コンテンツの導入が始まっており、大きな成長が見込まれる。

こうした中、チエルでは、主に授業を支援する「授業支援分野」、児童生徒が活用するデジタル教材の配信を行う「教材提供分野」の領域にて、授業支援プラットフォームとデジタル教材の提供を行っている。

一方、 東大英数理教室は、教育専門のソフトウェアハウスとして、小学校、中学校、高校向けのドリル型のデジタル教材をはじめ、自社制作の教育素材集や、スマホ・タブレットに対応した教材システムの開発・制作を行っている。

今回、東大英数理教室がチエルグループに合流することで、チエルの教材配信分野に同社のもつ膨大なデジタル教材資産をとりいれることができ、また、チエルとの技術交流や製品企画での協働、マーケティング協業を通じて、一層の製品開発力・企画力の向上、並びに小学校から高校までの学校教育ICT事業基盤の更なる強化を両社で推進すべく、今回の買収に至ったもの。