ＡＮＡホールディングス、ピーチ・アビエーションを子会社化

航空大手のＡＮＡホールディングス【9202】は、持分法適用関連会社であるPeach・Aviation（以下「Peach社」）の株式を、産業革新機構（以下「INCJ」）及びFirst Eastern Aviation Holdings Limited（以下「FE」）から追加取得し、連結子会社とすることへ向けた株式譲渡契約を締結すると発表した。なお、取得価額は304億円。

ＡＮＡホールディングスは、平成23年、INCJ、FEの共同出資によって格安航空会社（以下「LCC」）であるPeach社を設立した。Peach社は、ＡＮＡホールディングスの持分法適用関連会社として、低価格での航空運送サービスを提供するこ とにより新規航空需要を開拓し、順調に事業を拡大してきたが、Peach社の成長をより一層加速するため、ＡＮＡホールディングスは、INCJ及びFEが所有する株式の一部を取得し、連結子会社とすることでINCJ及びFEと合意したもの。

Peach社独自の企業文化やブランドを活かしつつ、フルサービスキャリアとLCC、それぞれの得意領域における能力を最大限発揮することによって、企業価値・株主価値を向上させ、更な る成長を図る考え。