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サントリー、米のビームを完全子会社化
米蒸留酒最大手のビームは、4月30日付でサントリーHDによる全株式の取得手続きが完了する予定だと発表した。欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会が22日、サントリーのビーム買収を承認したことを受けた措置。
サントリーは総額160億ドル(1兆6,400億円)で買収することで1月にビームと合意した。米連邦取引委員会(FTC)からは買収の承認をすでに得ており、欧州で審査を受けていた。
ビームは完全子会社化を機に社名を「ビームサントリー」に変え、グループ全体の蒸留酒部門を担う。
サントリーは買収で蒸留酒の世界10位から3位に浮上、キリンホールディングスを抜いて国内の飲料トップに立つ見通し。
ビームは世界最大のバーボンウイスキー「ジムビーム」やスコッチウイスキーの「ラフロイグ」で知られ、新興国も含め世界に販売網をもつ。