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住友重機械工業、米国の真空ロボット製造販売会社を36億円で買収
変減速機、射出成形機などの標準・量産機械から環境プラント、産業機械、建設機械、造船など多岐に渡る事業を展開する総合重機械メーカーである住友重機械工業【6302】は、真空ロボットを製造販売するパーシモン・テクノロジーズ社(以下「パーシモン社」)の株式を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は概算で36億円。
パーシモン社は、半導体および電子部品の製造装置メーカーを顧客とするベンチャー企業で、主に半導体製造工程においてウエハーの搬送などに使用されクリーンで高い信頼性を要求される真空ロボ ットの製造・販売を行っている。さらに同社は、独自の優れた技術を有し、新しいタイプのダイレクトドライブモーターの研究開発も行っている。
住友重機械工業グループは、今回新たに真空ロボットを製品ラインアップに加えることにより、イオン注入装置、クライオポンプ、XYステージなどの半導体関連事業の成長に繋げていく考え。また同社が研究開発に取り組んでいる技術を住友重機械工業グループの製品開発に生かし、変減速機やプラスチック機械などの事業拡大を目指すとしている。