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ユニマット リタイアメント・コミュニティ、リゾートトラストへ運営施設を譲渡
介護事業やリタイアメント・コミュニティ事業を手掛けるユニマット リタイアメント・コミュニティ【9707】は、運営する「アクティバ琵琶(滋賀県大津市)」(以下「対象施設」)を吸収分割(以下「本会社分割」)の方法により、平成29年4月1日(予定)を効力発生日として、ユニマットリタイアメント・コミュニティの子会社であるアクティバ(以下「本承継会社」)に承継させ、同日付で、本承継会社の発行済株式の全部を、リゾートトラスト【4681】に譲渡すると発表した。
ユニマット リタイアメント・コミュニティは、デイサービス、ショートステイ、グループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅等の介護市場の領域において、平成28 年12月末現在、全国で280拠点、603事業所の運営を行っている。
昨今、介護業界においては、新規参入者の増加による競争環境の変化や介護報酬改定等の制度変更など、外部環境は厳しさを増しているが、わが国における高齢化人口の将来見通しなどから、介護事業の社会的意義・重要性は今後も高まっていくとしている。
ユニマット リタイアメント・コミュニティはこれらの状況を踏まえ、介護事業に事業を集中させるとともに、多様な介護サービスを展開することで、介護報酬改定による影響と経営リスクの分散を図ってきた。その一方、ユニマット リタイアメント・コミュニティの事業ポートフォリオにおける事業間のシナジーの在り方や今後の進むべき方向性等を総合的に検証する中で、富裕層向けの介護サービスを提供する対象施設を中長期的に発展・成長させていくためには、当該施設により多くの経営資源を投入でき、本業との高いシナジーが見込めるリゾートトラストが対象施設を運営することが最適と考え、今回の決定に至ったもの。