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住友化学、合弁会社の株式をトリンセオより譲受け ポリカーボネート事業強化

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大手総合化学メーカーの住友化学【4005】は、トリンセオS.A.100%子会社で、プラスチック、ラテックス、合成ゴムの製造を手掛けるトリンセオホールディングB.V.(以下「トリンセオ」)との合弁会社である住化スタイロンポリカーボネート(以下「SSPC」)について、トリンセオが所有する全株式を譲受けると発表した。

SSPCは、1996年に、住友化学とダウケミカルが折半出資し、住友ダウとしてスタート。その後、2010年にスタイロン(現トリンセオ)がダウケミカルの持分を継承し、住化スタイロンポリカーボネートと社名変更されたもの。同社は、愛媛県新居浜市にある製造プラントにおいて、ポリカーボネート樹脂を生産し、日本およびアジアを中心に事業を展開している。

今回の株式譲渡後は、商号を「住化ポリカーボネート」へ変更、住友化学の100%子会社としてポリカーボネート事業を強化していく。

また、両社は、SSPCがトリンセオのパフォーマンスプラスチック事業向けにポリカーボネート樹脂を継続して供給することで合意しており、今後ともSSPCおよびトリンセオ間の戦略的関係を維持するとしている。