4
ネクスグループ、テリロジーと資本業務提携 企業価値向上へ
通信機器メーカーのネクスグループ【6634】は、海外のハードウェアやソフトウェア製品の輸入販売を行うテリロジー【3356】との間で資本業務提携を行うと発表した。
ネクスグループが注力するIoT市場においては、急速な市場拡大が見込まれており、非常に関心が高まっている。このような事業環境において、子会社で高付加価値の通信機器デバイスを製造するネクスと、同じく子会社で、製造・金融・流通・社会公共などの業種におけるコンサルテーションから、設計・構築・運用・保守のシステム開発事業をおこなうネクス・ソリューションズによって、デバイス製品のハードの提供だけに留まらず、サーバーアプリケーショ ンや、その他のアプリケーションサービスなどのIoT関連サービスの提供に注力をしている。また、2015年6月に子会社化したSJIは、40年以上にわたり金融業を中心に製造業・公共事業・流通業等のシステム開発をおこなっており、現在、フィンテック関連ビジネスを戦略的注力領域に掲げ、特に重要な要因としてブロックチェーン技術に注目し、様々な取り組みをおこなっている。
一方、テリロジーは、国内大手企業向けにネットワークセキュリティ分野の最先端ソリューションを提供している。
ネクスグループは、様々なネットワーク上の様々な脅威から機器やシステム、重要な情報を守り、安全にIoT機器を利用できる社会を実現するために、ネクスグループの持つIoT機器開発技術とテリロジーの持つセキュリティ技術を併せた製品の共同開発をおこなうとしている。
これらが両社の目指す戦略と合致し企業価値向上に繋がることから業務提携を実施するもの。また、本件取り組みを密接かつ確実にすすめていくために、あわせて資本提携も実施することとなったもの。