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パナソニック、子会社2社を吸収合併 経営のスピード加速
大手総合電機メーカーのパナソニック【6752】は、2017年4月1日(予定)を効力発生日として、パナソニック100%出資の連結子会社であるパナソニックデバイスマテリアル郡山(以下「PIDMK」)ならびにパナソニックデバイスマテリアル四日市(以下「PIDMYC」)を吸収合併すると発表した。
パナソニックは、電子材料事業の成長戦略として、産業・車載・ICT分野を中心に、顧客である部品メーカーに近接し、需要地生産/地産地消による事業拡大を積極的に行ってきた。
一方近年、部品メーカー間での受注獲得競争が激化したことに加えて、部品メーカーはセットメーカーの要望や生産能力に応じ、國を跨いだ生産地変更を頻繁に行っている。
このような事業環境下、材料メーカーが単一拠点でマネジメントを完結することが困難になってきている。
このような背景をふまえ、パナソニックは電子材料事業の開製販一体でのグローバル連携により、経営のスピードを加速させることを目的として、国内の製造子会社であるPIDMKならびにPIDMYCの2社を吸収合併するもの。