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黒崎播磨、孫会社のTRL ASIA PRIVATE LIMITEDを直接出資子会社化
耐火物やファインセラミックスの製造を手掛ける黒崎播磨【5352】は、孫会社であるTRL ASIA PRIVATE LIMITED(以下「TRLA」)の株式を取得し、直接出資の子会社とすると発表した。
黒崎播磨は、2011年にTRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED(以下「TRL」)の発行済株式のうち51%を取得し、TRLを子会社にした。その結果、黒崎播磨は、TRLの88%出資子会社であるTRL ASIA PRIVATE LIMITED(以下「TRLA」)を孫会社として、TRLAの完全子会社であるTRL CHINA LIMITED(以下「TRLC」)をひ孫会社として保有することとなった。TRLAはTRLCの株式所有機能のみを有し、TRLCは中国において鍋用マグネシアカーボン耐火物(以下「本耐火物」)の製造を主要事業として行っている。
今後、競争激化が予想される世界の本耐火物市場において拡販を図るためには、販売・技術・開発と製造が一体となった運営が必須であり、生産性、設備装備力等の面から競争力を有するTRLCを本耐火物製造のメイン拠点として更に強化するべく、TRLAを黒崎播磨直接出資子会社とし、TRLCを黒崎播磨の孫会社とすることとしたもの。
具体的には、TRLCの完全親会社であるTRLAの発行済株式のうち51%をTRLから、9%をTRLAへのもう一方の出資会社(12%出資)であるMAGUS (HONG KONG) LIMITED(以下「MAGUS」)から取得する。