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リプロセル、化粧品類の販売を行う合弁会社設立 新規事業立ち上げ

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創薬支援サービス等を手掛けるリプロセル【4978】は、キレートジャパン(以下「キレート」)および昇陽との間で、共同出資による合弁会社、リプロキレートを設立すると発表した。

リプロセルは、これまでに培ったiPS細胞などの幹細胞の培養技術を応用し、キレートと共同で新規化粧品の開発を開始する。キレートは「フリーズドライ(凍結真空乾燥)」技術とカプセル化技術「ナノソーム」の最先端技術を有しており、新たな化粧品の企画、開発において長い実績がある。今後、リプロセルの幹細胞技術とキレートの化粧品開発技術を組み合わせ、新たな化粧品の開発を行っていく。

化粧品関連の市場規模は、2015年で1兆5千億円を超えており、その中でも「頭髪用化粧品」「皮膚用化粧品」「仕上用化粧品」が全体の9割以上を占めている。最近では、幹細胞の培養液を加工した化粧品も登場しており、幹細胞は再生医療だけではなく化粧品業界においても注目が高まっている。リプロセルグループは、現在ヒトiPS細胞の技術を基盤とし、試薬製品、創薬支援および再生医療の事業展開を進めているが、本化粧品事業を新規事業として立ち上げていく。

今回、キレートと化粧品等に関する共同開発を進めると同時に、開発した製品の販売会社としてリプロキレートを設立する。リプロキレートは、キレート、リプロセル、昇陽の3社が出資し、昇陽の代表取締役会長である谷田大輔氏も本合弁会社の取締役として経営に参画する。谷田氏は、1985年にタニタの代表取締役社長に就任し、世界初の家庭用体脂肪計・体組成計を開発・販売し、ヘルスメーター売上世界No1企業へと成長させた経歴を有しており、谷田氏のこれまでの経営実績をリプロキレートにも活かすことで、新規化粧品の事業展開を加速させて行く考え。リプロセルとしては、今まで培ってきた幹細胞の培養技術を活かして化粧品市場に参入することにより、今まで法人をメインとしていた顧客層を一般消費者にまで広げていくとしている。