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はるやま商事、会社分割により持株会社体制へ移行

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主に紳士服の製造・販売を手掛けるはるやま商事【7416】は、平成29年1月4日をもって持株会社体制へ移行するべく会社分割(新設分割)を実施し、同日付で商号を「株式会社はるやまホールディングス」に変更すると発表した。

はるやま商事は、紳士服等のファッション衣料品の販売を通じてライフスタイルを提案する専門店チェーンとして、「より良いものをより安く」の創業理念、地域に密着した「お客様第一主義」の経営理念のもと、高品質・高機能商品の企画、開発、販売に努めてきた。また、顧客の意見、要望を速やかに顧客サービスに反映させる経営の実践にも積極的に取り組んできた。

はるやま商事を取り巻く経営環境は、スーツの国内市場が成熟し、競争のグローバル化が進むなか、同業他社の業種業態を超えた事業展開などの動向が注目され、大きな変革の時期を迎えている。このような経営環境のもと、はるやま商事は、現在、「商品力の強化」、「集客力の強化」、「生産性の向上」の3つの主要施策を掲げ、企業価値ひいては株主共同の利益を向上させる基本戦略を採用している。

「商品力の強化」に関しては、商品の機能性を重視し、従来にない付加価値を顧客に提供 し続けるため、縮小傾向が懸念される紳士服市場において、同業他社とは異なる目線で商品を開発することに取り組んでいる。また、「集客力の強化」に関しては、今後の「オムニチャネル時代」の到来を見据え、リアルショップとネットショップの連携を強化し、広告宣伝媒体を見直すとともに、顧客関連のビッグデータを活用し、効率よく集客できる仕組みづくりにも注力している。さらに、「生産性の向上」に関しては、人員の再配置やスタッフ教育の強化などの従来施策に加え、各種業務マニュアルの活用やIT(情報技術)の有効利用により、店舗での作業の省力化と時間短縮を図るとともに、分かりやすい商品説明や顧客の立場にたった提案など、サービスレベルの維持・向上を前提に、購入プロセスを多面的に分析したうえで、効率よ く販売活動ができる施策を検討、実践していく予定。

はるやま商事は、これらの基本戦略をより効率的かつ効果的にはるやま商事グループ全体へ浸透させ、グループの持続的成長を果たすため、持株会社体制へ移行するもの。