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日本調剤、合同会社水野を子会社化 ブランド力や運営ノウハウ取込みへ
調剤薬局チェーンを全国展開する日本調剤【3341】は、日本で最初の調剤薬局として知られる「水野薬局」を運営する合同会社水野(以下「水野」)の持分を取得し、子会社化すると発表した。
医薬品・調剤薬局業界を取り巻く環境は、社会保障関係費の伸びの抑制策が具体的に示され、調剤薬局が今後目指すべき方向性が示されるなど、大きく変化しつつある。
こうした中、日本調剤では、地域医療機関との連携など高度な機能を備えた調剤薬局、高度な服薬指導が可能な薬剤師の育成などを見据え、全国各地の高度医療の担い手である官公立系の医療機関などを処方せんの主な応需先とした出店展開を強力に進めている。
一方、水野は、日本で最初の調剤薬局として知られる「水野薬局」を経営し、その業界内での圧倒的なブランド力はさることながら、長年の歴史で培われた運営ノウハウの先進性については業界内でも高い評価を得ている。
今回、水野の持分を取得し、子会社化することにより、日本調剤グループの調剤薬局事業展開のさらなる加速化が見込まれると判断したもの。
水野は、特にICT を活用した効率的な店舗運営や医療安全性向上への取り組みは業界最先端であり、これらのノウハウを日本調剤既存店舗の運営に活用することによって、調剤薬局事業における多大なシナジー効果を生み出すことが出来るとの考え。