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根津鋼材、子会社の村田鋼業の一部事業を吸収・統合 グループの業務効率化へ
独立系コイルセンター(以下「CC」)の根津鋼材は、100%子会社である村田鋼業のCC事業を吸収・統合したと発表した。
CCとは、主に鉄鋼メーカーで製造された鋼帯(コイル)を加工する、比較的大規模な流通加工業者のことである。
根津鋼材は、2009年3月に、当時独立系CCだった村田鋼業の全株式を取得し、完全子会社化。以来村田鋼業は、子会社ではあるが別法人として運営しつつ、客先の理解を得ながら、直需向け自販部門を徐々に根津鋼材に移管し、現在、ほぼ全量が受託・賃加工となっている。
村田鋼業のCC部門は、2016年9月1日付で、「根津鋼材・浦安事業所」となる。根津鋼材として完全一体運営をすることで、生産・業務の効率化や顧客サービスの工場、コスト競争力強化を進めるもの。
根津鋼材は、八潮(埼玉県)、須賀川(福島県)、長沼(同)、蓼科(長野県)、相模原(神奈川県)に、今回、浦安が加わり、CC6拠点によるネットワーク体制を構築。品質や納期対応力、トレーサビリティ管理など顧客サービスにさらなる磨きをかけたい考え。