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関西ペイント、サウジアラビアの塗料メーカーの株式取得 同国への本格的参入へ
総合塗料の製造販売を手掛ける関西ペイント【4613】は、中東地域の関連会社である Kansai Paint Middle East FZCO(以下「KPME」)およびその子会社のKansai Paint Saudi Ltd(以下「KP Saudi」)が、サウジアラビア王国の塗料メーカーであるSaudi Industrial Paint Company(以下「SIPCO」)の株式を取得すると発表した。
SIPCOは、サウジアラビア王国で主に防食用塗料の事業を展開する塗料メーカーであり、大手石油会社向けの供給に必要な承認製品を有するなど、これまでも現地で多くの供給実績を有している。
関西ペイントは、同社の製品について、今後、見込まれる政府系プロジェクトのほか、大手石油会社などへの納入についても展開が可能であると見込んでいる。
今回の株式取得は、関西ペイントグループがサウジアラビア王国への本格的な事業参入を果たすとともに、防食用塗料だけでなく、同国における建築用塗料などでの事業展開についても、飛躍的な拡大・加速に寄与すると判断したもの。