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アデランス、ウィッグショップ事業のハイネットを買収 国内市場活性化目指す

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毛髪関連事業を手掛けるアデランス【8170】は、国内でウィッグショップ事業を展開するハイネットの全株式譲り受けに関して、同社の株式を保有する創業者である代表取締役と交渉してきたが、今回、合意に至ったと発表した。なお、取得価額は非開示。

アデランスは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的に、世界を一つの市場と捉え、国境を越えた事業活動を行う企業集団として、グローバルシェアの拡大を進めてきた。その結果、2016年2月期において連結子会社は15ヶ国51社となり、アデランスグループの直営店舗(フランチャイズ等除く)も米国植毛サージカルオフィスを含み671店舗まで拡大した。業績面においても、アデランスの同期の売上高は、海外売上構成比が50.8%となり、アデランスの海外展開以降、初めて海外売上構成比が国内売上構成比を上回った。

一方、日本の毛髪業市場は2014年以降では微増に留まり、中期的にも同様の傾向が続くものと推察される。このような状況下で、アデランスは、国内市場の活性化と国内シェアの拡大を目指し、2016年4月14日 に発表した中期経営計画 ECSR2016 の実現に向けて、国内百貨店を中心に「ハイネット」お よび「ナバーナ」のブランド名でレディメイドウィッグの販売を展開しているハイネットを グループ化するもの。

現状、国内では苦戦している女性ウィッグ事業であるが、百貨店等の商業施設で展開しているアデランスのフォンテーヌブランドとハイネットブランドによる商品機能や価格帯等を異にした2ブランド政策で、顧客のニーズを満たし、国内事業の再成長を図れると判断したもの。