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日東電工、スイスのNolaxからカーテンエアバッグ向け機能性フィルム事業を買収

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テープなど電子部品、産業用製品の製造を手掛ける日東電工【6988】は、カーテンエアバッグ向け機能性フィルムの事業をスイスのNolax HoldingA.G.(以下「Nolax」)から買収し、今後成長が見込まれるカーテンエアバッグ市場に参入すると発表した。

日東電工は、粘着テープなどの包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造している。特に自動車分野へ提供する製品については、今後の燃費向上に向けてのさらなる軽量化、環境対策車のパワーモジュールの進化、安全・快適性を追求した電装化など、新たなニーズへの対応を進めている。

自動車の安全性への要求は年々高まっており、受動安全の性能向上のため、乗員保護用SRS(Supplemental Restraint System)エアバッグシステムの装着率も上昇。また、北米市場では2017年からの法規制でカーテンエアバッグの装着義務付けが予定されており、世界中でさらに自動車向けカーテンエアバッグ市場が拡大することが期待されている。

カーテンエアバッグ向け機能性フィルムは、カーテンエアバッグに要求される“気密性”を、高いレベルで実現する薄型粘着フィルムであり、従来工法と比較し、より軽量化・小型化が実現可能となる。2020年以降を目途に、日東電工が持つ技術との融合でさらなる技術イノベーションを図ることで、適用範囲を拡大し、自動車の安全ビジネスに関して事業の拡大を目指すもの。