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小田急電鉄、小田急ライフアソシエの全株式をニチイ学館に譲渡

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鉄道事業や不動産事業などを手掛ける小田急電鉄【9007】は、同社が発行済株式の100%を保有する小田急ライフアソシエの全株式を、2016年7月1日付で、医療・介護・教育関連のニチイ学館【9792】に譲渡すると発表した。

小田急ライフアソシエは、2006年の設立で、現在、東京都・神奈川県7ヶ所の拠点で居宅支援・訪問介護・デイサービスなどを提供するほか、小田急電鉄が運営するサービス付き高齢者向け住宅2棟のコンシェルジュ業務を受託している。

一方ニチイ学館グループは、総合生活支援企業として、介護事業をはじめ医療関連事業や保育事業など多角的な事業を展開。中でも介護事業については、在宅系・居住系介護から生活支援までトータル介護サービスを展開し、全国約1400ヶ所の拠点で約15万人を超える利用者へサービスを提供している。

小田急電鉄は、介護報酬の改定など経営環境が変化するなか、将来にわたる顧客へのサービス維持のため、介護業界におけるリーディングカンパニーであるニチイ学館に小田急ライフアソシエの全株式を譲渡するもの。

今回の譲渡により、小田急グループは「施設の開発・拡充および賃貸」に注力し、ニチイ学館グループをはじめとした各事業パートナーとの連携により小田急沿線における介護サービスを拡充し、引き続き沿線顧客へのサービスの提供を行う考え。