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日本製紙、共栄製袋を子会社化 事業優位性の向上へ
製紙業の日本製紙【3863】は、重包装紙袋の製造販売を行う共栄製袋の株式を取得し、日本製紙の子会社(持分60.2%)としたと発表した。
日本製紙は現在、中期経営計画において「既存事業の競争力強化」と「事業構造転換」に取り組み、今後成長が見込まれる分野に経営資源の再配分を進めている。
クラフト紙を加工する重包装紙袋は、長期的に需要が減少しているが、食品用途向けの需要は堅調に推移している。
共栄製袋は食品用途向けに強みを持っており、今回の子会社化により、クラフト重袋をはじめとする日本製紙グループの製袋事業において、原紙生産から製袋加工まで、高品質且つ高いコスト競争力を発揮できる体制を確立し、事業優位性を高めていく考え。