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スポーツクラブ経営のデューなつめ澄懐館、民事再生法の適用を申請
デューなつめ澄懐館は4月15日、名古屋地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は、杦田勝彦弁護士(石原総合法律事務所)。
デューなつめ澄懐館は、「Deux・Natsume」の名称で、サウナ・プールなどのあるスポーツクラブを運営するほか、飲食店の経営も手掛け、2001年6月期には年収入高約1億1000万円を計上していた。
社長の広い人脈を生かし一定の集客を得ていたが、収益は低調に推移、近時の年収入高は約3000万円にまで落ち込んでいた。また、本社・スタジオのあるビルを建設した際の残債約20億円もあり、赤字計上など余裕のない経営が続いていた。
平成28年3月には、飲食店事業を会社分割により関連会社に継承させるなど、事業のスリム化を図っていたが、事態打開の目処が立たず、今回の措置となった。今後は、関連会社が事業を継続する予定。
東京商工リサーチによると、負債総額は約33億7400万円。