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オプテックス、シーシーエスに対する公開買付けを開始 子会社化へ

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各種センサの開発・製造・販売を行うオプテックス【6914】は、LED照明を扱うシーシーエス【6669】の普通株式を公開買付けにより取得すると発表した。この公開買付け成立後も、シーシーエスの普通株式は、上場が維持される予定。また、シーシーエスはオプテックスの連結子会社であるオプテックス・エフエー【6661】との間で、包括的業務提携契約を締結する。

公開買付け期間は、平成28年4月8日から5月25日まで(延長の可能性なし)、買付け価格は、普通株式1株につき1400円。

オプテックスは、遠赤外線センサ技術を応用した自動ドア用センサ、防犯用センサの開発・製造・販売を行う会社として設立され、各種のセンシング技術を用いた、主として人体検知センサを開発・販売して事業拡大を図ってきた。また、ドイツのセンサ製造メーカーとの合弁会社設立を契機に、ファクトリーオートメーション関連の事業拡大にも注力し、世界各地に事業を展開する企業グループへと成長してきた。さらに、平成14年に光電センサ事業を会社分割し、オプテックス・エフエーを設立。工場での生産ラインに使用される品質管理及び自動化のための光学センサ、変位センサ、画像センサ、及び画像処理用LED照明を中心に、オプテックスグループで連携しつつ事業拡大を図っている。

一方、シーシーエスは、各種LED応用照明の開発・製造・販売を目的に設立され、なかでもファクトリーオートメーションにおける画像処理用LED照明装置においてはトップシェアを有している。しかしながら、シーシーエスは、平成20年に植物育成プラント事業に参画することを目的としてフェアリーエンジェルを子会社化したものの、当該事業の損失が拡大していた。その後、平成24年3月に植物育成プラント事業から撤退、主力の画像処理用LED照明装置事業を中心に、事業の成長、収益の拡大を軌道に乗せることに成功した。これにより第三者割当増資、公開買付けの応募契約株主らは、シーシーエスの成長支援に一定の目処が立ったことから、同社の事業パートナーを探し、保有する株式の売却を検討していたもの。

また、シーシーエスとオプテックス・エフエーとの包括的業務提携については、この公開買付けがオプテックスグループとシーシーエスの企業価値向上と業績発展に寄与することを明確にし、シーシーエス及び株主の理解を得るために、オプテックスが提案した。

シーシーエスは主力の画像処理用LED照明事業において、オプテックスグループとの開発及び販売において相互協力することにより、事業拡大と効率化が期待できると判断、さらにファクトリーオートメーション以外の分野におけるLED技術を応用した新規事業分野においても、連携によって事業規模拡大や事業領域拡大の可能性があるとの結論に至ったもの。