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アウトソーシング、豪州のBeddison Groupを子会社化 事業安定化へ

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人材派遣業者のアウトソーシング【2427】は、Beddison Group(以下「Beddisonグループ」)の子会社5社の株式及び4つのユニットトラストの持分の約80%を取得し、子会社化すると発表した。なお、取得価額は3,756百万円。

アウトソーシンググループは、これまでメーカーの生産効率向上を目的とした生産アウトソーシング事業をコア事業として成長してきた。また、中期経営計画により、製造分野と異なる景気サイクルの分野の拡充や、景気や環境変化の影響を受けにくいビジネスへの進出を推進し、変動リスクを平準化 させながら事業拡大を進めている。

この戦略のターゲットとして、先進国で急拡大している公的サービスの民間委託の市場に狙いを定め、各国での進出機会を模索しており、特に豪州では、空港運営や刑務所運営に関する民間委託が進んでいることから、同分野への進出機会をはかっていた。

一方、Beddisonグループは、1977年創業の、同国ノーザンテリトリー州以外の6州に拠点展開する地場資本の大手人材会社であり、同国市場にて中央政府・州政府を含む政府向け人材紹介及び派遣事業に強みを持っており、近年、民間委託が進み市場拡大が期待される空港運営や刑務所運営に関する人材サービスまでも手掛けていることから、アウトソーシングの戦略に合致した企業グループである。

今回のBeddisonグループの子会社化により、同国の子会社BLUEFIN RESOURCES PTY. LIMITEDやSTAFF SOLUTIONS AUSTRALIA PTY LTDと連携し、成長が見込まれるIT系及び金融系分野での事業強化をはかるとと もに、重要戦略である景気の影響を受けにくい政府機関への人材ビジネスへ進出し、さらには英語圏の他国への同ビジネスを展開していくことにより、アウトソーシンググループの事業安定化と拡大の両立を加速させていく考え。