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東京特殊電線、子会社の東特運輸を司企業に譲渡
電線・電線加工品等の製造・販売を手掛ける東京特殊電線【5807】は、発行済株式の55.0%を保有する子会社である東特運輸の株式を司企業に譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は約199百万円。
東特運輸は、東京特殊電線及び東京特殊電線グループ会社における運送業及び貨物保管倉庫業等を目的として昭和38年に設立され事業を継続してきたが、2009年以降、貨物量が減少し、今後もグループ内の貨物量の増加は見込めず、また事業領域の違いから事業運営面でのシナジー効果には限度があり、東京特殊電線グループ経営における利益拡大は難しい状況にあった。
こうした諸情勢を勘案し、運送業として実績があり全国各地に拠点を設け安定的に業績を拡大している司企業に株式譲渡を行うことにより、東特運輸が業容の拡大と収益の向上を目指せる体制にシフトすることが期待できると判断し、今回の株式譲渡を決議したもの。