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フロイント産業、連結子会社を譲渡 技術向上へ
医薬品開発・販売等のフロイント産業【6312】は、4日、連結子会社であるFreundPharmatecLtd.(以下「FPL」)の発行済全株式をSigmoidPharmaLtd.(以下「Sigmoid」)に譲渡すると発表した。
フロイント産業は平成22年9月にFPLを設立し、製剤技術を応用した微小粒ミニカプセルに関する新剤形の研究・開発に取り組み、知的財産権の取得等、一定の研究成果を収めてきた。
一方、Sigmoidは、フロイント産業が開発した微小粒ミニカプセル製造装置スフェレックス®を用いた新医薬品の臨床試験に入る時期に来ており、微小粒シームレスカプセル技術の実用化を始めている。
今回、Sigmoidの微小粒ミニカプセルを用いた新医薬品が臨床試験段階に入ることを踏まえ、同社の研究活動を側面から支援すること及び欧米での同技術のプレゼンスを高める観点から、FPLはSigmoidの経営の下での更なる研究・開発を継続することが最適であると判断し、FPLを譲渡するもの。