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トプコン、子会社を通じてドイツifa社に対する公開買付けを実施

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光学機器メーカーのトプコン【7732】は、ドイツ・フランクフルト証券取引所エントリースタンダード市場に上場するifa systems AG(以下「ifa社」)に対して、ドイツ法に基づく公開買付けを、トプコン子会社であるTopcon Europe B.V.を通じて行う事を決定したと発表した。

今回の公開買付けは、ifa社の発行済普通株式50.1%を取得し連結子会社化することを目的として行われる。

世界的な高齢化と人口増が進行する中、トプコンは、スクリーニングによる疾患の早期発見と予後管理により、患者のクオリティー・オブ・ライフの向上及び医療効率の向上を目指している。これらを実現するために、様々な検査機器から収集されたヘルスケア情報を一元管理し相互に連携することで、物・情報が繋がる(IoT:Internet of Things)医療ネットワークを構成することが必要になるとしている。

ifa社は、欧米を中心とした眼科電子カルテの有力企業であり、ifa社の技術を取り込むことにより、スクリーニングから検査・診断、治療・予後管理に至るヘルスケア情報を、一貫して管理・活用するヘルスケアITソリューションの構築が可能になる。

今後は、疾患の早期発見・早期治療による患者負担軽減と医療効率向上を実現する新たなプラットフォームを、トプコンハードウェア技術とifa社ITソリューションのシナジーにより創出させる狙い。

「検査・診断」分野を基盤とする現在のトプコンのアイケアビジネスは、その市場規模を2,500億円程度と推定しており、ifa社の株式取得に伴いスクリーニングと予後管理へ事業領域が広がることにより、トプコンの対象市場規模は2倍の5,000億円の拡大を目指す。