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日本生命、豪州MLC生保事業の買収合意 事業収益基盤強化へ

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国内生命保険大手の日本生命保険相互会社(以下「日本生命」)は、豪州大手銀行の1つであるナショナルオーストラリア銀行(以下「NAB」)との間で、同行傘下MLC Limitedの生保事業(以下「MLC」)の株式80%を取得する手続きを開始すること、およびNABとMLCが20年間の販売契約を締結することについて合意したと発表した。

NABは、約1,270万の顧客を抱え、総資産ベースで豪州1位を誇る大手銀行である。また、同行傘下のMLCは、収入保険料(個人保険)ベースで同国内2位を占める豪州有数の生命保険会社である。MLCは、NABが保有するアドバイザー・チャネルや銀行窓販チャネル等、複数かつ多様化された強力な販売ネットワークをいかし、定期保険等の伝統的生命保険や所得補償保険、団体保険等のいずれの分野でも豪州トップクラスにある。

NABとMLCは、歴史あるブランドを誇り、長期的な経営視点や顧客志向等の理念を日本生命と共有しており、三社はこれまで、経営層から実務層に亘る幅広い交流等を通じ、信頼関係を構築してきた。

今後、生保事業を中心に、様々なビジネス領域において協業を検討していくとしている。