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日本製紙、特種東海製紙と新販売会社設立 販売機能統合へ
大手製紙会社の日本製紙【3863】は、特種東海製紙【3708】との間で、段ボール原紙及び重袋用・一般両更クラフト紙事業(以下「本事業」)において、販売機能統合並びに特種東海製紙島田工場における製造事業の分社化及び日本製紙による新製造会社への出資に係る基本合意書を締結すると発表した。
製紙業界では、古紙価格の高止まり・円安による原燃料価格上昇など、厳しい事業環境が続いており、今後もコスト・品質競争がますます激しくなる中、日本製紙と特種東海製紙は、対等の精神に則り、本事業にて提携するとともに販売機能を統合し、特種東海製紙島田工場のコスト・品質競争力強化及び効率的販売体制の構築並びにサービスの強化を図る考え。
日本製紙及び特種東海製紙は、それぞれの持つ本事業における販売機能を共同新設分割の方法により統合し、新会社を設立する。日本製紙が新会社の株式の50%超を、特種東海製紙が33.4%以上50%未満をそれぞれ保有し、日本製紙の連結子会社かつ特種東海製紙の持分法適用会社となる。商号、具体的な株式持分比率及び新設分割対象資産等については今後の特種東海製紙との協議により決定するとしている。