大阪のテーマパークＵＳＪ、この秋にも東証一部上場か

大阪のテーマパーク、ユニバーサルスタジオジャパンの運営会社、ユー・エス・ジェイがこの秋にも上場を検討し、東京証券取引所に上場申請する見通しであると複数メディアが報じた。
同社の時価総額は6000億前後になるとみられ、東京証券取引所一部となる予定。

昨年、450億円を投じた映画「ハリーポッター」の新アトラクション「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が好調で、14年度の入場者数は1270万人と過去最高なり、14年３月期売上高は昨年度対比17％増の959億円となり、経常利益は48％増の239億円と過去最高になっており、業績の良いタイミングでの上場となる。

ユー・エス・ジェイは１９年に新興市場の東証マザーズに上場したが、入場者数の落ち込みやリーマン・ショックの影響で株価が低迷。ＧＳ系ファンド（2009年にゴールドマン・サックスグループ、MBKパートナーズ等の出資するSGインベストメンツ株式会社の子会社）による株式公開買い付け（ＴＯＢ）で２１年に上場廃止となった経緯がある。その後、2013年には香港の大手投資会社パシフィック・アライアンス・グループ（ＰＡＧ）から250億の出資を受けている。