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日本曹達(4041)、三和倉庫(9320)を株式交換により完全子会社化
日本曹達(株)【4041】と三和倉庫(株)【9320】は、日本曹達を株式交換完全親会社とし、三和倉庫を株式交換完全子会社とする株式交換を行うと発表した。効力発生日は平成27年8月1日を予定。また、三和倉庫は上場廃止となる。
化学メーカーである日本曹達は、化学品事業、農業化学品事業、運輸倉庫事業、商社事業、建設事業などの多様な事業を展開している。一方、三和倉庫は、昭和25年に日本曹達の運輸・倉庫部門が独立し設立され、当初は日本曹達の製品の保管や運搬などを手掛けていたが、危険物等の取扱技術を獲得し運送事業の拡大と保険代理事業等の業容を拡大させた。
両社は、それぞれの事業における市場の変化に対する熾烈な価格競争やシェアの争奪競争を背景に、以前より協業体制や資本政策のあり方について議論を行っており、今年1月に、日本曹達より株式交換について三和倉庫に申し入れを行った。
今回の子会社化を通じて、三和倉庫は、日本曹達グループ内での取扱品目や物量を増加させ収益基盤を強化と倉庫の新設を含めた大型の設備投資を立案・実施し、グループ外での取引の増加・拡大を狙う。
今後、両社は経営基盤の一層の強化に取り組み、三和倉庫の収益力の持続的拡大や日本曹達の連結業績の向上を目指す。