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鮮魚小売のMG整理会社(旧:最上)など3社、特別清算開始決定

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(株)MG整理会社(旧:(株)最上)、(株)CW整理会社(旧:(株)クリアウォーター)、(株)KS整理会社(旧:(株)海荘)の3社は、4月13日に東京地裁より特別清算開始決定を受けた。

MG整理会社は、1979年に創業した(有)最上商店が前身で、地場スーパーマーケットに鮮魚小売店をテナント出店し得意先の店舗増設にあわせて出店を加速。福岡県芦屋町に約10億円を投じて大型の生鮮直売所「朴鶏の郷」をオープンするなど、ピーク時の年売上高は約55億5,500万円を計上していた。

しかし、その後は消費低迷の影響もあり売り上げが減少。この間、経営する飲食店の一部を事業譲渡し、不採算店舗も閉鎖するなどしたが、減収に歯止めがかからず、2013年5月期の年売上高は約33億4800万円に落ち込んでいた。

加えて、生鮮直売所への過大投資が負担になるなど、資金繰りが悪化したため、2014年8月に(株)地域経済活性化支援機構(REVIC)の支援を受けた経営再建策を行なった。(株)最上および(株)海荘の事業に関する権利義務を(株)最上鮮魚(2014年7月設立)へ、(株)クリアウォーターの事業に関する権利義務を(株)クリアウォーター(2014年7月設立)へそれぞれ継承。各社が所有する資産(不動産)を処分のうえ、特別清算を申し立てることとし、2014年12月1日付で3社ともに現商号に変更したうえで、2015年3月12日の株主総会の決議で解散していた。

帝国データバンクおよび東京商工リサーチによると、負債はそれぞれ2014年5月期末時点で、MG整理会社が約24億2100万円、KS整理会社が約7億9700万円、CW整理会社が約6億4100万円で、3社合計で約38億5900万円。但し、その後に変動している可能性がある。