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村田製作所、米国電子部品大手を489億円で買収

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携帯電話向け電子部品などを手がける村田製作所は23日、米国電子部品大手ペレグリンセミコンダクターを買収することを発表した。買収価額は489億円で米国の子会社を通じて買収する。

ペレグリン社は、携帯電話やスマートフォン等の通信機器端末や、無線通信基地局、衛星通信用途向けに、半導体RF部品を提供するしており、ペレグリン社の独自プロセス技術である「UltraCMOS®」は、高周波特性の良い部品を安価に製造技術であり、村田製作所の製品にも使用されており、ペレグリン社は村田製作所の主要サプライヤーの1社であり、これまでも協業により数多くの製品を製造している。

今回の買収により、半導体プロセス開発、半導体設計、回路設計、モジュール設計まで一貫した開発体制が整うことで、これまで以上に顧客ニーズに適合した最先端製品を、スピード感をもって提供できるとしている。

買収スキームは、村田製作所の米国完全子会社 により 100%出資の買収用子会社を新規設立し、ペレグリン 社と買収用子会社を合併させる手法で行う予定。買収の実行にあたって国内外の競争法当局の承認並びに、米国 外国投資委員会(CFIUS)の承認が条件となっている。

買収資金の手当は、手元資金で賄うとしている。