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外食向けASPサービスのアルファクス・フード・システム、ホテル運営事業を譲受け

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外食向けASPサービス展開のアルファクス・フード・システム【3814】は、ホテル業、不動産賃貸及び管理業を展開しているナチュラルグリーンリゾートから、同社が営むホテル運営事業を譲り受けると発表した。
取得価格は、3千万円。

アルファクス・フード・システムは、外食業界に特化した基幹業務システムのASPの提供から、飲食店店舗にて利用するPOSシステム、オーダーエントリーシステムの自社企画商品の販売及び周辺サービスの提供までをワンストップで行っており、外食産業を主な顧客層としてその事業を展開している。

アルファクス・フード・システムの顧客層である外食産業は、マーケット全体の市場規模は数年間横ばいが続いているものの、売上上位企業の業界内シェアは年々増加の傾向にある。大手外食企業間の競争は激化しており、企業にとって収益力の向上、コスト競争力の強化、トレンドを迅速かつ的確につかむ力が成長のカギとなっている。そのため、アルファクス・フード・システムにおいても、このような外食産業間の競争の激化に伴い、顧客のニーズに応えるに足りる製品やサービスを安定的かつ長期的に提供していくことが重要な経営課題となっている。

このような中で、平成29年6月下旬、アルファクス・フード・システムの代表取締役社長であり、支配株主でもある田村隆盛氏及び田村氏の配偶者である田村由実子氏より、田村氏を除くアルファクス・フード・システムの取締役に対して、アルファクス・フード・システムが本不動産を取得するとともに、田村由実子氏が唯一の株主であり、代表取締役でもあるナチュラルグリーンリゾートが本不動産において運営している本事業をアルファクス・フード・システムが承継することについて提案を受けたため、アルファクス・フード・システムによる本不動産の取得及び本事業の承継の可能性について慎重に検討するとともに、複数回にわたって田村氏及び田村由実子氏との間においても協議を行い、その結果、(ⅰ)アルファクス・フード・システムの本社機能を有する本不動産については、田村氏の配偶者である田村由実子氏が代表取締役であり、議決権の全てを有しているナチュラルグリーンリゾートが田村氏から本不動産を賃借した上で、ナチュラルグリーンリゾートから本不動産の一部を転借することにより利用しており、アルファクス・フード・システムとナチュラルグリーンリゾートとの間においては、重要な事業拠点に関連して、関連当事者取引が存在する状況が続いており、アルファクス・フード・システムが本不動産を取得するとともに、本不動産においてナチュラルグリーンリゾートが運営している本事業を承継することにより、アルファクス・フード・システムとナチュラルグリーンリゾートとの間の関連当事者取引を解消し、アルファクス・フード・システムの事業運営の透明性及び客観性を改善する契機となること、(ⅱ)ホテル運営には宿泊客への食事の提供を始め、アルファクス・フード・システムの主な顧客である外食産業に関連する多くのノウハウが含まれることから、アルファクス・フード・システムがナチュラルグリーンリゾートの運営する本事業を承継し、運営することを通じて、アルファクス・フード・システムの主な顧客である外食産業の求めるニーズの適時的確な把握や新たな製品・サービスの試験的な運用等も可能となり、既存事業とも相乗効果が見込まれることなどから、田村氏から本不動産を取得するとともに、本不動産においてナチュラルグリーンリゾートが運営している本事業を承継することは、企業価値向上に資するものであると判断し、今回の事業譲渡に至った。