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東レ、香港の生地製造販売会社に約590億円出資 グローバル戦略拡大へ 

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衣料や産業用途の繊維事業を主たる事業とする東レ【3402】は、繊維事業のニットテキスタイル分野におけるグローバルな戦略的拡大を図るため、香港のニット・染色・プリント生地製造販売会社Pacific Textiles Holdings Ltd.(パシフィック・テキスタイルズ・ホールディングス、以下、PTHL社)の株式を取得し、同社に資本参加すると発表した。
筆頭株主であるIp Ping Im氏等が保有する株式(4億5百万株、シェア28.03%)を取得、7月中旬までにクロージングを行う予定。
取得価額は、40億5千4百万香港ドル(日本円にして約590億円)を予定している。

PTHL社は、綿・合繊(短繊維)カジュアルを主体に展開するニットテキスタイルメーカーとして1997年に設立された、高い生産効率性をベースとするコスト競争力、品質競争力を武器に、世界有数の生産規模を誇る高収益企業。欧米大手アパレル、製造小売(SPA)向けに大きく商売を拡大しているとともに、東レグループの糸・綿/テキスタイル/縫製品一貫型ビジネスの重要なテキスタイル拠点ともなっている。

東レグループは、PTHL社の設立以来、同社とニットテキスタイルの共同開発、生産委託を行ってきており、特に、高機能ニットテキスタイルについては、PTHL社による安定的かつ高品質な生地生産が、東レグループの糸・綿/テキスタイル/縫製品一貫型ビジネスの拡大を大きく支えてきた面がある。

今回、Ip Ping Im氏等から、保有するPTHL社株式を全て売却するにあたり、長年の取引関係を通じてPTHL社と強い信頼関係を築いてきた東レグループに株式購入の提案があり、それを受け、東レグループとしては、糸・綿/テキスタイル/縫製品一貫型ビジネスの一層の強化と拡大を図る上で、PTHL社の主要な株主となる資本参加は非常に重要と判断し、両社間で交渉を重ねた結果、本株式取引の合意に至ったもの。

東レグループは、今回のPTHL社への資本参加によって、両社による協力関係のさらなる強化とニット事業の拡大をはかり、グローバルな一貫型事業の高度化を強力に推進していく。
また、同社が持つ世界有数の生産能力を背景として、東レグループの新たな大規模ニット事業構築も視野に入れていく考え。
さらには、PTHL社が構築してきた欧米向けの商流に、東レグループが長年培ってきた原糸・原綿およびテキスタイルの技術力やグローバルなネットワークを融合し、双方の事業拡大をはかることも今回の資本参加による狙いの一つと考えている。

東レは、本年4月からスタートした中期経営課題“プロジェクトAP-G 2019”において、繊維事業の基本方針を「基幹事業としての収益体質の更なる強化と成長分野・地域での事業拡大/グローバルオペレーション深化による繊維事業の飛躍的成長への挑戦」と掲げ、事業運営に取り組んでいる。今回のPTHL社への資本参加は、この基本方針に沿った成長戦略の施策であり、これを新たな礎として、今後さらなる事業拡大に邁進していく。

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