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「古本市場」等展開のテイツー、第三者割当増資で1億円調達 運転資金等に充当

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東証ジャスダック上場で中古本・ソフト販売の「古本市場」軸にネット通販の展開するテイツー【7610】は、インターネット通販・通信買取ショップ「駿河屋」を運営するエーツーに対する第三者割当による新株式発行を行うと発表した。
これによる資金調達額は、約1億円。

テイツーは、古本、家庭用ゲームソフト・ハード、トレーディングカード、CD・DVD等の販売及び買取を主力事業としてリアル店舗129店(2017年4月30日時点)の運営を行っている。主力商品である古本については書籍のデジタル化が進み、また、ゲーム、DVDについてもネット配信が盛んになり光ディスクで発売される仕組みが主流ではなくなることが予想され、このような事業環境の変化の中、売上高は、ここ近年縮小化傾向にある。そのため、テイツーは、中長期的な視点に立った事業の戦略転換を推進し、また、財務体質の改善を図る必要があった。

テイツーが新たな事業機会を捉え、戦略転換を図りつつ、持続的な成長を目指すためには、独力の経営資源だけに頼るのではなく、優れたノウハウを持ち、一定の地域に偏った店舗展開を補完することができるような企業とのパートナーシップを組むことが必要であるとの判断に至るなか、テイツー取締役の杉山綱重氏が代表取締役社長を務めるエーツーは、インターネット通販・通信買取ショップ「駿河屋」を運営するほか、ゲーム、CD・DVD、フィギュアなどを扱うリユースインターネット通ショップ「駿河屋」や「エーツー」などの直営店舗・フランチャイズ店舗を展開しており、また、独自のPOS情報を提供するデータ販売事業を手掛けている。

テイツーとエーツーは、テイツーの持つ新品とリユース品とを同時に扱うノウハウや集客力のある直営店舗の運営力と、エーツーが持つインターネット通販で培った会員ネットワーク力やPOS情報の競争力を結集することによって、目前の大きな事業機会を捉えることが可能となると判断し、互いを業務提携先に選び戦略的パートナーシップを組むため、今回の資本業務提携に至った。

一方でテイツーは、2017年2月期決算において大幅な当期純損失を計上し、財務基盤の観点では自己資本比率が低下している状況であり、業務提携を進め具体的な施策を講じているが、他方で足元の業績の回復に資するため、店舗の出退店等の事業構造改革の推進や夏季商戦に係る運転資金の調達及び自己資本の充実が喫緊の課題となっている。 そしてテイツーは、こうした喫緊の課題に対処するための安定的な資金を確保することが必要であると判断、資金調達の方法として借入金や公募増資等、多面的に検討したが、本業務提携を加速させる必要性があり、本業務提携の実効性とパートナーシップ関係の深化を促進させることが適切であるとの観点から、エーツーに対する第三者割当による資金調達が最適であると判断した。

調達する資金は、全額を2017年8月末までに事業構造改革の推進に係る店舗の出退店費用及び商品仕入等の運転資金に充当する予定。

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