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エヌジェイホールディングス、民事再生手続きのブームから事業譲受 事業再生支援へ
東証ジャスダック上場の併売店中心の携帯販社エヌジェイホールディングス【9421】は、2017年5月1日に民事再生手続の開始決定を受けた家庭用ゲームの企画・開発等のブームの事業の円滑な再生を目的とした計画外事業譲渡について、スポンサー企業として支援の意向を表明していたが、今回、事業譲渡を受けることが決定した。
現ブーム社は、受託開発を中心として、各種ゲームソフトの開発事業及びパチンコ・パチスロ等の遊技機開発事業を行っている開発会社であるが、近年のパチスロ機に対する新規制の影響を受け、新規案件の度重なる受注延期により、遊技機の開発人員の未稼働状態が続いたことから、業績が悪化していた。
エヌジェイホールディングスとしては、ゲーム子会社とブームとのゲーム開発分野における取引実績を通じて、ブームの技術力を評価しており、同社の遊技機の開発人員は、ゲーム開発にも対応できることから、エヌジェイホールディングスのゲーム事業の受注拡大に向けた体制構築のなかで、稼働率改善による事業再生を果たすとともに、信用回復による既存取引先との取引拡大が可能と考えており、また、開発人員の柔軟な案件への配置によりゲーム事業の収益力の最大化にも資するものと判断し、支援の意向を表明していた。
事業再生のスキームは、民事再生法第42条に基づく再生計画外での事業譲渡であり、エヌジェイホールディングスが新たに設立した子会社(以下、新生ブーム社)にて、現ブーム社が行っている事業、各種ゲームソフトの開発事業及びパチンコ・パチスロ等の遊技機開発事業を譲り受ける。
なお、本件事業譲渡の実行にあたっては、民事再生法に定められた裁判所の許可等が必要となっており、今後、必要な許可等が得られたのちに、事業の譲り受けを実行する予定。