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日本電産、ドイツのコンプレッサーメーカーを250億円で買収

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世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型にシフトしている日本電産【6594】は、オーレリアス社の保有するセコップポートフォリオ管理会社からセコップホールディング社、セコップスロバキア社、セコップコンプレッサー天津社、セコップ米国社の4社(以下、併せて「セコップ」)の株式100%及びセコップ各社に対する貸付債権を取得すると発表した。
取得価格は、185 百万ユーロ 日本円にして約250億円。
資金調達は外部借入によって行う。

日本電産は、家電・商業・産業用モータ事業を戦略的に重要な事業の一つと位置づけ、成長、強化に努めてきている。かかる戦略的方針の下、家電用モータ事業に関しては、2010年1月に買収した日本電産ソーレモータ、2010年9月に買収した日本電産モータの家電事業を軸に家電産業事業本部にグローバルアプライアンス部門を設置し、昨年5月にはANA IMEP S.A.(現:日本電産モータルーマニア)を買収した。グローバルアプライアンス部門は欧州に3拠点、中国・メキシコに1拠点を有している。

セコップは冷凍・エアコンディショニング、ヒーティング、モーションコントロールの老舗企業ダンフォスグループの子会社ダンフォス・コンプレッサーとして1956年に設立され、2010年にオーレリアス社に買収された際に社名をセコップに変更している。オーレリアス社の傘下に入った後、2014年にはACCオーストリア社を買収した経緯があり、セコップは家庭用冷蔵庫コンプレッサーにおいては欧州マーケットリーダー、商業用冷蔵庫コンプレッサーにおいてはグローバルマーケットリーダーとして名高い企業である。特にセコップの可変速薄型コンプレッサーは軽薄短小で冷蔵庫庫内の容量を多く確保でき、可変速によりエネルギー効率化が図られ環境にも優しい製品である。

グローバルアプライアンス部門は主に洗濯機・乾燥機・食洗機といった所謂水回り家電向けモータが中心だったが、セコップは家庭用・商業用冷蔵庫のコンプレッサー事業を営んでおり、本件取引により、同部門は冷蔵庫市場に本格的に参入する。同時に、冷蔵庫用コンプレッサーという新たな製品ポートフォリオが加わる。

冷蔵庫用コンプレッサー市場は年間1.7億台の市場規模が見込まれ、売上高の飛躍的な成長機会が期待できる格好の市場と考えており、また、欧州・米州・中国等の主要地域において環境規制が強化される中、今後DCコンプレッサーの需要が高まると予想され、セコップが保有するDCコンプレッサーにおける高い技術力に加え、日本電産が保有するブラシレスDCモータ技術を大いに活用することができる。
更に、コンプレッサーとモータは共通する部品も多く共同購買によるコスト削減シナジーも期待できる。

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