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商品先物中堅のフジトミ、エイチ・エスライフ少額短期保険を買収

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東証ジャスダック上場の商品先物中堅で小林洋行の子会社であるフジトミ【8740】は、少額短期保険業者であるエイチ・エスライフ少額短期保険の株式を取得し、当局の承認を前提として、フジトミの子会社とすると発表した。
今回の合意は、約42%の株式を保有するエイチ・エス損害保険を通じてエイチ・エスライフ少額短期保険の株式を譲渡する意向が確認できた他の株主からの取得分も合算して、フジトミの持株比率が90%以上となることを条件とした内容となっている。

フジトミは、商品先物取引業者を主たる事業としているが、2007年に生命保険代理店業を開始、現在は生命保険・損害保険合わせて 19社と代理店業務委託契約を締結し営業を展開している。

一方、エイチ・エスライフ少額短期保険は、2011年3月に少額短期保険業者として 関東財務局に登録を受け、コンプライアンス(法令遵守)の徹底を最優先に考えた事業運営に努めてきている。

今回の買収は、エイチ・エスライフ少額短期保険を子会社化することで、保険事業の裾野を広げ保険事業全体の安定的な成長に結び付けていくことを目的としたもの。

少額短期保険会社は独自のアイデアで販売基盤を発掘し柔軟な商品開発を行うことができるため、既存顧客向けの専用新商品の開発などを通じ、代理店事業とのシナジー効果が見込めること、また、少額短期保険事業を開始するにあたり、新規設立よりも対象会社を子会社化する方が、より短期間で開始可能なため時間的メリットが大きく、費用も抑えられると考えたことも今回の買収に至った理由である。

対象会社であるエイチ・エスライフ少額短期保険は設立以来赤字が続いているが年々損失は減少しており、既存マーケットに対する営業の強化、更なる不要な経費管理費の削減、新商品の開発導入などの営業施策によって、早期の単年黒字化を見込んでいる。

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