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日創プロニティ、綾目精機の子会社化で基本同意 事業領域拡大へ

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金属材料の板金加工・組立・塗装を行う日創プロニティ【3440】は、金属精密切削加工を手掛ける綾目精機の全株式を取得し子会社化することについて、基本合意を締結すると発表した。

綾目精機は、印刷機械部品、工作機械部品、産業機械部品、放射光設備部品及び超伝導関連部品等に係る金属の精密切削加工を行っている。必要な治具・刃物等の自社製造にも携わっている他、高度なリクエストへの対応や短納期・高精度・高品質・ノウハウ・販売実績等が評価され、堅調な業績を有する技術系企業である。

日創プロニティは現在の中期経営計画で、「M&Aの推進、アライアンスの推進による事業領域の拡大(事業の多角化)」「3年間で上限50億円のM&A及びアライアンスに係る戦略投資枠の設定」を中期経営戦略として設定しており、今回の綾目精機の子会社化は、「加工」をキーワードに事業領域の拡大(事業の多角化)を推進するとともに、中期経営目標の達成と企業価値の向上を図ることを目的として実施するもの。日創プロニティと綾目精機が営業協力を進めることによって、これまで以上に幅広い市場対応が可能となり、事業基盤の強化を図ることができると判断、今回の合意に至った。

今後は、相互の連携を密にしながら、シナジー効果の早期発揮に努め、グループの段階的な成長と企業価値の向上につなげたい考え。