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住友重機械工業、日立住友重機械建機クレーンの株式を追加取得 クローラクレーン事業の競争力強化

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変減速機、射出成形機などの標準・量産機械から環境プラント、産業機械、建設機械、造船など多岐に渡る事業を展開する総合重機械メーカーである住友重機械工業【6302】は、建設機械・運搬機械製造を行う日立建機【6305】の連結子会社である日立住友重機械建機クレーン(以下「HSC」)の株式を追加取得し、連結子会社とすることへ向けた基本合意書を締結した。

住友重機械工業と日立建機は、2002年に両社のクローラクレーン事業を統合、HSCを設立し、国内、海外での競争力の強化を図ってきた。一方、国内外の競合メーカーにおいては、新たな合従連衡やグループ内の拠点再構築が進み、中国メーカーの海外進出など、業界内の競争は厳しさを増している。また、吊能力の増大傾向や輸送性、自立組立、作業性能の向上など、クレーン特有の技術革新が進みつつあり、製品差別化のための投資が一層重要となっている。

こうした中、住友重機械工業の事業戦略において、クローラクレーン事業のグローバル競争力強化を加速する目的で、住友重機械工業の北米モバイルクレーン事業や生産設備・能力および技術を活用していくこととし、今回、日立建機が保有するHSCの株式の一部を取得、住友重機械工業の連結子会社とすることで日立建機と基本合意に至ったもの。