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三井造船、加地テックに対する公開買付け開始 両社の企業価値向上へ

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重工業メーカーの三井造船【7003】は、ガスコンプレッサ・空気コンプレッサ等の製造販売を手掛ける加地テック【6391】の普通株式を、公開買付けにより取得すると発表した。なお、三井造船は、加地テックを連結子会社とすることを目的として本公開買付けを実施するとしており、加地テックは、この公開買付けに賛同の意見を表明している。

三井造船は、船舶海洋、機械、プラント、社会インフラ、その他IT・サービス関連など広範囲の事業分野において培った複合技術とグローバルな事業活動で積み重ねた経験を総合的に調和させた製品・サービスを提供している。長期ビジョンでは、三井造船グループが社会に貢献する領域として「環境・エネルギー」、「産業・社会インフラ」、「海上物流・輸送」の三つの分野を特定し、これらの分野におけるビジネスに三井造船の経営資源を集中的に投入していくことを唱えているが、本公開買付けにより一層の強化を図る往復動圧縮機(Reciprocating compressor。以下「RC」)事業は、これら全ての分野に導入されるキーコンポーネントとして三井造船の機械事業の重要な柱と位置づけている。

一方、対象者は、明治38年に繊維機械メーカーである加地鉄工所として大阪市内で創立され、現在は、空気・各種ガスの高圧・超高圧の小型RCを主力製品とし、さまざまな用途に使用されるRCを世界に供給しているほか、水素ガスを1,100気圧まで昇圧可能にした空冷オイルレスRCの開発を成功させるなど、その高い技術力は幅広い分野の需要家から評価されている。

三井造船及び加地テックは、資本業務提携基本契約に基づき、両社のRC事業において、水素ステーション向け超高圧RCや海洋向けRCでの技術交流と拡販、及びオイル&ガス業界の三井造船の海外顧客に対する加地テックの小型RC拡販など、相互の事業拡大に向け協力してきた。

しかし、今後の協力関係についてと協議を重ねた結果、加地テックを三井造船の連結子会社とし、両社の事業戦略を統合し、RC事業の一体運営を行うことで、RC事業の更なるシナジーの実現が可能となり、両社事業の更なる拡大と両社の企業価値向上が期待で きるとしている。具体的なシナジーとしては、事業戦略の共有と営業・設計・開発要員の最適配置による海外市場、特にアジア・中東市場における販路の拡大と設計・開発の効率化及びスピードアップ、材料・部品等の共同購買の深化による製造コストの更なる低減、三井造船のネットワークを活用した対象者アフターサービス事業、特に海外におけるアフターサービスの拡大等を見込んでいることから、本公開買付けに至ったもの。

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