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タキロン、新設分割によりメディカル事業を新設会社へ承継 新設会社の株式86%は帝人へ譲渡

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合成樹脂製品の製造・加工・販売を行うタキロン【4215】は、平成29年7月3日を効力発生日として、生体内分解吸収性骨接合材料の開発、製造及び販売を行うメディカル事業を、簡易新設分割の方法により新設する「帝人メディカルテクノロジー(以下「新設会社」)」に承継するとともに、同日付で、高機能繊維・複合材料、電子材料・化成品、ヘルスケアなどの事業を手掛ける帝人【3401】に対し、新設会社の株式の86%を譲渡すると発表した。なお、譲渡価額は1625百万円。

タキロンは、生体内分解吸収性骨接合材料を中心としたメディカル事業を単独で運営してきたが、高齢化の進行にともなう医療材料に対するニーズの多様化が進み、高機能化が求められるようになってきた。

こうした状況に鑑み、高分子化学を中心とした優れた素材技術とヘルスケア事業で培ってきた開発力を有する帝人グループのもとでさらなる発展を目指すこととし、今回、会社分割により新設会社を設立したうえで、その株式の86%を帝人に譲渡するもの。

帝人グループは、素材技術とヘルスケア技術の融合により、新たなヘルスケア事業の創出を目指しており、傘下の帝人ファーマや帝人ナカシマメディカルなどを中心に、骨・関節領域、呼吸器領域、代謝・循環器領域などで幅広く事業を展開。

タキロンは、メディカル事業において、帝人グループとの結びつきを強めることにより、市場のニーズに適合した先端医療材料の開発を推進に期待する。