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ニプロ、整形外科医療機器会社を買収 整形外科領域を強化

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  • 2017年1月19日

医療機器、医薬品、ガラス製品の製造販売を手掛けるニプロ【8086】は、新たな事業分野として整形外科領域を強化する目的でネクスメッドインターナショナル(以下「ネクスメッド社」)の発行済株式の全てを取得し子会社すると発表した。

ニプロは、患者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)や医療現場の課題・ニーズに沿った独創的な製品を提供し、今日では、人工透析(人工腎臓)関連をはじめとするニプロの医療機器は、その技術力と品質への信頼から国内外で広く使用されている。

医療機器事業においては、人工透析関連、一般ディスポーザブル製品、循環器内科関連製品に次ぐ成長の柱として外科関連の医療機器を育成する方針であり、組織面では、2015年4月の組織改革において外科領域での事業を推進するための事業部としてSD事業部を新設しており、製品面では、神経再生誘導管「リナーブ」の製造販売承認を取得し、国内市場導入の準備を進めているほか、脊髄損傷の治療に用いるヒト体性幹細胞加工製品「自家骨髄間葉系幹細胞」が厚生労働省より「先駆け審査指定制度」対象品目の指定を受けるなど、新たな治療コンセプトを具現化する外科領域での製品の導入・開発を進めている。

一方、ネクスメッド社は、2011年設立の整形外科用インプラント領域を主要事業とする会社であり、創業者である吉見氏は、日本における整形外科用インプラント製品の導入に深く携わっていると同時に、米国においても整形外科用インプラント領域の会社を創業するなど、同治療分野における豊富な経験と深い見識ならびに強力な医師との人脈を有している。また、同社では、臨床現場で得た医師のアイデアをもとに米国開発製造子会社で製品設計開発を行っており、ユーザーニーズを迅速に製品化できる 開発体制をとり、骨接合プレート、人工関節、脊椎の各領域の製品を開発・製造している。

今回、ネクスメッド社を買収することで同社の事業基盤をプラットフォームとして活用し、同時に、ニプロでの新規開発製品群の導入による相乗効果も加えることで中長期的な成長が可能となるとしている。