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大同メタル工業、ATAキャスティングテクノロジージャパンを子会社化

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  • 2016年12月26日

自動車エンジン用軸受けなどを製造する大同メタル工業【7245】は、ATAキャスティングテクノロジージャパン(以下「ACJ」)の株式の100%を同社の株主である旭テックから取得すること、並びに、旭テックがACJの子会社であるATA Casting Technology Co., Ltd.(以下「ACT」)に対して有する未収金債権を取得すると発表した。なお、株式の取得価額は、概算で12400百万円。

大同メタル工業は、自動車向けを中心として船舶、建設機械、一般産業向け等、多種多様な産業分野で使用される軸受を製造及び販売している「総合すべり軸受メーカー」である。北米、欧州、アジア、中国及び日本の世界5極におけるグローバルな生産及び販売体制を整え、市場展開を行っている。

一方、ACJ及びその子会社であるACTは、タイにおいて自動車向けアルミダイカスト製品の製造及び販売を行っており、取引先の自動車メーカー及び自動車部品メーカーから高い技術力を認められている企業である。日本勢としては、タイ市場にいち早く参入した老舗メーカーの一社であり、アルミの溶解から鋳造、加工、検査、出荷までを一貫して手掛け、タイにおける日系アルミダイカストメーカーでは最大の規模を誇っている。

自動車部品メーカーは、今後、ますますグローバルな展開力を求められており、今回の株式取得により、大同メタル工業とACJ及びACTの生産及び販売拠点を連携させることで、両社のグローバルな事業展開を加速させ、また、現地における人材交流や技術・ノウハウの共有化を通じた技術力・生産力の向上、運営体制の効率化などが可能になると判断したもの。

また、すべり軸受以外の自動車向け製品のラインナップを拡充することで、大同メタル工業にとっては、既存取引先に対する製品提案力の強化につながり、またACJ及びACTにとっても、大同メタル工業の自動車業界における国内外の幅広い顧客基盤を活用した拡販により、更なる業績の発展に期待できるとの考え。