名鉄運輸、事業譲渡・吸収合併により連結子会社間で組織再編　担当地区の明確化へ

名鉄グループで陸運事業を展開する名鉄運輸【9077】は、①北海道・東北地区の再編として、連結子会社である東北名鉄運輸の事業を、同じく連結子会社である北海道名鉄運輸へ譲渡し、東北名鉄運輸は解散及び清算とする組織再編、②関東地区の再編として、連結子会社である関東名鉄急配が、同じく連結子会社である関東名鉄カーゴサービス及び東京名鉄カーゴサービスと合併する組織再編、③関西地区の再編として、連結子会社である和歌山名鉄運輸が、同じく連結子会社である大阪名鉄急配と合併する組織再編の、3つの組織再編を決議したと発表した。

名鉄運輸は、中期経営計画において、基本戦略のひとつに「関連会社統廃合による効率経営の実現」の推進を掲げている。今回の再編はその一環として、名鉄運輸グループ路線ネットワーク内の各地区における経営資源を集中し、担当地区の明確化、経営基盤の強化及び間接部門の集約化による経営効率の向上等を図るもの。

組織再編後、北海道・東北地区で事業を譲受ける北海道名鉄運輸は「北海道東北名鉄運輸」に、関東地区で吸収合併存続会社となる関東名鉄急配は「関東名鉄運輸」に、関西地区で吸収合併存続会社となる和歌山名鉄運輸は「関西名鉄運輸」に、それぞれ商号を変更する。