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ヤオコー、エイヴイとエイヴイ開発を子会社化 競争力強化へ
埼玉県を地盤とする食生活提案型スーパーマーケットのヤオコー【8279】は、平成28年10月10日に開示した「株式会社エイヴイおよびエイヴイ開発株式会社の株式の取得(子会社化)に関する基本合意書締結について」のとおり、エイヴイおよび同社の関係会社であるエイヴイ開発(以下、エイヴイと併せて「エイヴイグループ」)の発行済株式の全部の取得に関する最終契約の締結に向けて、エイヴイグループの各株主との間で協議を進めてきた結果、エイヴイおよびエイヴイ開発の発行済株式全部を取得してエイヴイグループを完全子会社化するため、エイヴイグループの各株主との間で株式譲渡契約を締結したと発表した。なお、取得価額は約115億円。
ヤオコーは、基本経営戦略である「豊かで楽しい食生活提案型スーパーマーケット」づくり を目指し、平成28年9月末現在、関東圏に150店舗を展開しており、「商品・販売戦略」、「運営戦略」、「育成戦略」、「出店・成長戦略」の4つの重点戦略を柱に、食生活提案型スーパーマーケットの更なる充実と経営基盤の強化に取組んできた。
しかしながら、食品スーパーマーケット業界を取り巻く環境は、人口の減少と高齢化社会の進行に加え、業種・業態の垣根を越えた競争が激化し、厳しさを増している。また、業界内においても、企業統合による業界再編の動きが加速しつつあり、今後の競争環境はさらに厳しさを増していくものと考えられる。
エイヴイは、神奈川県南部を中心に、「圧倒的な品揃え」と「低価格」、さらに「ローコストオペレーショ ン」を徹底して追求し、それを基盤に新たな店舗スタイルを実現してきた地域に密着した食品スーパー10店舗を経営する有力企業となっている。
今回、ヤオコーとエイヴイグループの各株主との間で協議を進めてきたが、ヤオコーおよびエイヴイグループ相互の独自性・自主性を尊重しつつ、両社の経営資源やノウハウを統合し競争力の強化を図ることが最適であるとの判断に至り、ヤオコーがエイヴイおよびエイヴイ開発の発行済株式全部を取得してエイヴイグループを完全子会社化することについて合意したもの。