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日本曹達、オランダの農薬販売会社の株式取得 欧州での拡販へ

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農薬、飼料添加剤、医薬、電子材料の製造・販売を行う日本曹達【4041】は、オランダで化学農薬・生物農薬の販売を手掛けるCertis Europe B.V.(以下「Certis」)の株式を取得すると発表した。なお、取得価額は概算で約1155百万円(9500千ユーロ)。今回の株式取得により、日本曹達のCertisへの出資比率は20%となり、Certisは日本曹達の持分法適用関連会社となる。

日本曹達では、1950年代に農薬分野へ事業を展開して以来、効力と安全性を追求した各種農薬製品を提供、より効率的に製品を供給していくために、海外拠点の設置を積極的に進める。アメリカ(ニューヨーク)とヨーロッパ(デュッセルドルフ)に続いて、2001年にブラジル(サンパウロ)、2002年に中国(上海)、2007年に韓国(ソウル)に現地法人、また2012年にバンコク事務所を開設。これらの現地法人が地域の市場・顧客の動向をきめ細かく把握しながら提案営業に努めている。

一方Certisは、欧州において化学農薬及び生物農薬の販売を行っており、世界的な農産物需要の増大に伴い、同社の業績は堅調に推移している。

今回の株式取得を契機として、日本曹達はCertisを欧州における重要パートナーと位置付け、日本曹達製品の拡販と、今後発売を予定している新規農薬の速やかなシェア拡大を図るもの。