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そーせいグループ、子会社がスイスの医薬品研究開発会社を子会社化

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医薬品開発を手掛けるグループの持株会社であるそーせいグループ【4565】は、子会社であるHeptares社が、スイスを拠点として医薬品の研究開発を行うG7 Therapeutics AG(以下「G7社」)の全株式を約13億4,232万円(12百万スイスフラン)で取得し子会社化すると発表した。

G7社の買収は、広範囲な疾患に関連があるとされている受容体のスーパーファミリーであるGタンパク質共役受容体(GPCR)にフォーカスした、Heptares社の構造ベースドラッグデザインプラットフォームと同社の知的財産を拡大・強化するためのもので、Heptares社とG7社の創薬プラットフォームが組み合わさることにより、GPCRの固定化及び高品質のGPCR構造解析が可能となり、Heptares社の研究開発の生産性向上、ひいてはパートナーに対する同社独自のパイプラインの充実につながると期待される。

G7社は 、GPCR固定化のための独自の手法(SaBRE、CHESS)を開発した。SaBRE並びにCHESSはHeptares社が開発したStaR®プラットフォームとは異なるものだが、両プラットフォームとの間には高い相互補完性がある。特に、標的とするGPCRの数が非常に少ない場合や、変異させる箇所を短期間で数多く同定する能力において、SaBREとCHESSは有用となる。

今回の買収が完了すると、G7社はチューリッヒに本拠地を置きつつ、Heptares社の完全子会社となり、 会社名はHeptares Zurichに変更される。

そーせいグループ代表執行役社長CEO、ピーター・ベインズ氏は、「今日の製薬会社のポートフォリオにおける既承認医薬品の約30%はGPCRの活性の調整に関連します。医薬品の研究開発においてGPCRは最も重要なターゲットファミリーであり、今日のグローバルな医薬品産業における研究開発の主軸となっています。Heptares社は既に、大手製薬会社と提携した新薬候補ならびに独自の新薬候補で構成される広範囲なパイプラインの構築により、GPCRをターゲットとした研究開発において世界を牽引する立場にあります。このたびのG7社の買収は、GPCRをターゲットとした研究開発におけるリーダーシップの強化と拡大、厳選された疾患領域における、自社開発並びにパートナー企業との提携による新薬候補で構成されるパイプライ ンを生み出し続ける技術の拡大という、当社の戦略を前進させるものです。」と述べている。

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